plunge Day in government bond prices 2004 6 4

 アメリカでは、
アルカイダによるアメリカ本土の攻撃を心配する人が多いでしょう。
日本では、年金の問題を心配する人が多いでしょう。
確かに、テロや年金の問題は、深刻な問題でしょう。
 しかし、もっと心配しなければならない問題があります。
それは、「暴落の日」です。
暴落と聞くと、株価の暴落を連想するでしょうが、
株価の暴落は、ここ10年で、よく起きていることなので、
ある程度、みんな、経験があるでしょう。
万一、そういうことがあっても、パニックにならないでしょう。
 ここで言いたいのは、国債相場の暴落のことです。
現在では、国債相場というものは、「ババ抜き」に近いものがあります。
国債相場は、安定的に儲かるでしょう。
しかし、「ババ抜き」であることを忘れているのです。
 多くの人は、テロによって、
多数の死傷者が発生することを心配しているかもしれませんが、
テロよりも、国債相場の暴落の方が深刻です。
国債の暴落は、「国家の死」を意味します。
同時に、「金融機関の死」も意味します。
 それは、どこから始まるか。
アメリカから始まれば、日本に波及し、
日本から始まれば、アメリカに波及する。
あるいは、地方政府の倒産が、中央政府の倒産へと発展する。
 国債の価格は、長期金利と逆の動きをします。
ですから、現在のような超低金利時代に、国債を買うと、
将来、長期金利が上昇した時に、
買った国債の価格は急落し、損失となるのです。
 通常の国債は、個人向けの国債と違って、
市場で売却という形で換金することになるからです。
 長期金利が急上昇すれば、
巨額の財政赤字を抱える政府や地方政府は、予算が組めなくなり、
金融機関は、国債の暴落により、巨額の損失が発生します。






















































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